その為だけではもったいないので、2日目はゴッホ展に行くことにしました。前日、少し早く着いたので、ホテルに荷物を預け、ブリジストン美術館で開催中の「セーヌの流れに沿って」を鑑賞しました。この展覧会は、ゴッホと同じ時期の印象派の作品で、セーヌ河畔を題材にしたものです。ゴッホの絵も1点あり、翌日のウォーミングアップにぴったりでした。
今回のゴッホ展のテーマは「こうして私はゴッホになった」です。私たちの良く知っている“ひまわり”や“自画像”は後期の作品で、ゴッホは画家であった10年間に、いろいろなタイプの絵を描いて勉強していました。日本人はゴッホの絵が好きです。私もご他聞に漏れず、あのパステル調の点描画が好きです。あの絵に至るまでのゴッホの足跡を追った展覧会、なかなか面白かったです。ゴッホがお手本にしたミレーやシスレー、モネなどの絵もあり、それほど芸術に造詣の深くないミーハーな私でも十分楽しめることが出来ました。安住アナの音声ガイドもグッドでした。ゴッホ展に行く前に見たTV番組BSジャパンの「ゴッホ最後の70日」やTBSの「炎の天才画家ゴッホ~120年目の真実」は今まで狂気であるとか、自殺だったとか言われていることが、真実は違ったのではないかと言う説をテーマにしたもので、そういう視点での鑑賞もまた違った印象を持つことが出来ました。
久々の巨匠の絵画を鑑賞して、芸術の秋に少しだけ浸り、いとこ達と楽しい時を過ごせて、満足感いっぱいの旅でした。
あ、それから、ブリジストン美術館のティールームジョルジェットは、雰囲気も味もなかなかでしたよ♪
中国は今何かとニュースの話題になっています。旅立つ前に友人に「止めなさい」と言われましたが、行ってみれば西安の町は何の事も無く、平穏そのものでした。現地の人は日本のニュースで騒がれていることも知らない様子でした。「百聞は一見に如かず」この目で見ないと分からないものがありました。
旅行の様子はボチボチと旅行のページ風に吹かれてに書いて行きます。たまに覗いてやってください。
昨日、お姑さんの実家から栗が届きました。今年は栗も良く採れるそうです。夏が暑過ぎて虫も付かなかったそうです。暑過ぎた夏、こんなところにまさかの恩恵があるとは、暑さも捨てたものではありませんね。