ル・クルーゼ、ストウブ、バーミキュラなどの出現で少し忘れかけられた無水鍋。私の母の時代には画期的なお鍋として良く使われていました。1953年に誕生したアルミ合金製鋳物で出来たお鍋は密閉度が高く熱電導率も良く、私も以前は使っていました。蒸し料理だけではなくご飯も美味しく炊けて重宝していました。アルミが体に良くないという噂が広まり、正しい意味も知らず使わなくなっていました。(実はそんなことはないらしい・・・)数年前にこのお鍋でハード系のパンを家庭のオーブンで作るのに役立つことを知り、倉庫の片隅にしまっていたものを出してきました。数日前、
無水鍋で焼くおいしいパンという本のことを知りました。今まで知っていたのと少し違う使い方のようで、取り寄せてみました。昨晩仕込んだ生地でさっそく試してみました。私なりのシンプルな生地で作ったのが、これ!
火加減が良くなかったのか?説明をちゃんと見ずにアルミのお皿を使わなかったのが悪かったのか?底の方がえらく焦げてしまいました。でも、お鍋で焼いたのに上部にも焼き色がしっかり付いて、びっくりです。よく考えてみれば、お鍋がオーブン代わりになっている仕組みなのです。このやり方なら、ダッチオーブンがなくてもアウトドアーでオーブン料理も可能です。蓋に焼いた炭をのせるわけでもないのに・・・。
私の本日の感動でした。